脳下垂体から分泌される成長ホルモン（human growth hormone：HGH）は、全身の筋肉、骨、心臓、消化器などの各器官に働きかけ、筋肉量の保持や増加などの身体面への影響のみならず、精神的な健康維持にも影響して重要な役割を果たします。 

■成長ホルモンの働き
以下の2つに大別することができます。

（１）細胞に働きかけて身体を作る
骨、筋肉、心臓やその他全身の臓器などの細胞において、タンパク合成と細胞増殖を促します。この働きによって骨や筋肉、各器官などが発達し保持されます。

（２）代謝を調節して健康的な身体を作る
糖質の代謝や脂質の代謝を調節して、身体のエネルギー源となる糖質の量や、身体に蓄える脂肪の量のバランスを保ちます。また、身体の老化を促進させる糖化現象を防ぐ働きもあります。

年を取るごとに成長ホルモンHGHが減少し、その結果として次の症状が現れます。

これらのいわゆる老化のサインを、HGHはひっくり返すことが出来ます。世界中で行われた2万例に及ぶ研究がHGH療法の幅広い薬理学的効果を立証しており、上記のような症状に対する幅広い効果がHGHにはあると考えられます。「HGH」を皮下注射で直接補給する方法は米国では1990年代から行われていますが、 費用が大変高額（年間にすると180万円～360万円）で、さらに副作用も心配されるため、医師による厳格な管理が必要です。日本国内のアンチエイジングクリニックの一部でもこの注射が行われていますが、非常に高額で、まだ一般的ではありません。そこで、「HGH」を注射で直接補給するのではなく、「天然のアミノ酸類」を経口摂取する（＝口から摂取する）ことで成長ホルモンの分泌を促す方法です。口腔粘膜からの吸収で消化行程がないので、素早くほぼ100%体内に吸収されます。アミノ酸を摂取する事で体内におけるHGHの分泌が促進されることが研究によって明らかとなっています。日頃から成長ホルモンを分泌促進させる配合比率のアミノ酸を摂取すれば、HGHがもたらす若返りの効果が期待出来ます。